こんにちは。yusakodaです♪
息子が大学生になり、18年間の子育てを振り返ってますが、
今回は、私たち親子にとって第二の保育園ともいえる場所について、
いつものようにつらつらと書いていこうと思います。
◆今までの振り返りの記事はこちら↓
子育てを振り返ってみる。小学校編① - yusakoda's life
子育てを振り返ってみる。小学校編② - yusakoda's life
子育てを振り返ってみる。小学校編③ - yusakoda's life
寄り道から始まった出会い
息子は、1歳半から保育園に通っていました。
私が仕事を終えて保育園に迎えに行っていたのは、15時半〜16時頃。
子供たちは、ちょうどおやつを食べ終わって、園庭で遊んでいる時間帯で、
まだまだ遊びたい時間に中断させるので、ちょっと可哀想だなと思ってました。
少しなら待っていられるのですが、そこは保育園。
他のお友達がお迎えを恋しくなってしまってもいけないので、
なるべくスパッと切り上げてくるようにはしていましたが、
やっぱり遊び足りない様子の息子。
そこで、園の近くの公園で少し寄り道をして遊んで行くことにしました。
園のお散歩でも行く公園で、遊具は一応あるけど、何より自然豊かで、
私も息子も大好きなタイプの何もない、ただただ大きな公園(^^)
松ぼっくり、どんぐりなどの木の実、大きな葉っぱの落ち葉もあって、
石でできたベンチにそれを並べてお店屋さんにしたり、
四葉のクローバーを探したり、私にとっても仕事後の癒しの時間でした。
ワンちゃんのお散歩にきている方も多かったのですが、
毎日のように通っているうちに顔見知りになり、挨拶を交わすようになりました。
すると、それがどんどん繋がっていき、同じ保育園に通う子のおばあちゃんや、
近くの幼稚園に通う同い年の親子とも顔見知りになっていきました。
時間帯的に、ここに遊びにくる保育園の子は、祖父母さんがお迎えに来た子達。
なので、ママ友というよりは、ばあば友の方が多い時期でもありましたw
昔からこの辺りに住んでいる方達ばかりで、3世代に渡って同級生の人も。
みんな、家族ぐるみで下町のようなお付き合いをしている人たちばかりで、
ひょこっと現れた私たち親子も、すんなり受け入れてくれる居心地のいい空間でした。
小さい頃に経験した心地良い感覚
居心地のいい空間だと感じたのは、私の小さい頃の環境もあるのかもしれません。
私が小さい頃に育った場所は、いわゆる下町で、時代もあったと思いますが、
近くの市場に1人で行くと、「〇〇ちゃん、お腹空いてない?うどん食べてきな」と、
小さい子供がツケでうどんを食べられるようなところでしたw
ある時は、弟がお腹が痛いというので、母が詳しく聞くと、
近所の知り合いのおばあちゃんたちの家を3軒ハシゴして、
それぞれでアイスクリームをもらったらしく、全部食べてお腹を壊してたりw
おやつを自分の家で食べた記憶がないくらい、ご近所の家に入り浸っていたし、
歩いていれば、誰かしら知り合いに会うし、何やっても親に筒抜けw
近所に住む幼馴染みたちも同じような感じでした。
世話好きなおばちゃんばかりで、子供たちはみんな好き勝手遊んでるんだけど、
親たちは、誰がどこで何やってるか、ちゃんと情報網があって把握してて、
悪いことすると、すぐに伝わって、こっぴどく怒られるような環境(^^;
あれから時が経って、息子を連れてフラッと寄り道した公園には、
そんな私が小さい頃に体験したような感覚と時間が流れていました。
ここにくればみんないる場所
私たちが行く時間は、小学生が帰ってくるよりは少し早い時間帯なので、
同じ保育園に通う近所の子、違う幼稚園に通う近所の子、
まだ小さくて、ママに抱っこされてお散歩に来た近所の親子など、
の〜んびりした感じで遊べて、ワンちゃんもいるし、ただただ穏やかな時間♪
この時間にきている保育園に通う子は、大抵、おばあちゃんのお迎えだったので、
私は「ママ友」ならぬ「ばあば友」がたくさんできたし、
一緒に話をしていると、自然とそのご近所の方も加わって、輪が広がっていきました。
あまりに馴染みすぎて、「もう近所に引っ越してくれば?」と言われたことも。
町内会のお祭りでは、「息子くんも来なさいね。お捻りもらえるから。」と、
近所の子に混じって獅子舞の練り歩きに参加させてもらったり、
最後の方は息子用の法被を用意するとまで言ってくれたんですが、
実際は所属してないので、さすがにそれは丁重にお断りさせていただきました(^^;
連絡先を交換しなくても、ここに来ればみんないるし、
私たちに用事がある人も、ここに来ればいると思って来てくれたり。
そんな場所があることや、しばらく顔を見ないと心配してくれたりする人がいるのは、
私にとっても、息子にとっても、ありがたいことだなと思いました。
頼もしい「ばあば友」の存在
自分の親世代の「ばあば友」の存在は、私にとってはありがたく、
実母やお姑さんとはまた違った視点で話ができたし、子育ての相談もできました。
たまにおやつをいただくこともあったんですが、それが「さつまいも」だったり、
買い物ついでに買ってきた「たい焼き」だったり、これまた私のツボ。
お散歩にくるワンちゃんの中には大型犬もいるので、
子供たちが持ってるお芋を狙われて、実際にパクッと食べられちゃったり、
それを見た息子たちが、食べられないように高い場所に立って食べてたり、
おやつも、食べてる光景も「昭和なの?」と思うことも多かったです。
ある時は、息子とばあば友さんが一生懸命、椿の種を削って笛を作っていたり、
珍しい虫がいたからと、わざわざ息子たちに見せるために捕まえて、
カゴに入れて持ってきてくれる方もいました。
てんとう虫の幼虫を見つけた時は、「こういうところにいるよ」と教えてくれたり、
公園の片隅になっている実を「食べられるけど、この上の部分は毒だよ」と、
実際に食べて見せて、私にも「ほら♪」とくれるのでドキドキしながら食べたこともw
子供がたくさんいるので、長縄を持ってきて縄跳びをしたり、
シャボン玉を吹くと、みんな集まってきて、自然と一緒に遊び出したり。
少し大きいお兄ちゃんたちが、お父さんと野球の練習をしてた時は、
いつの間にか仲間に入れてもらって、バットにちょこんと当たっただけでも、
みんな一緒になって大袈裟に褒めてくれたり、もういい人、いい子ばっかり(^^)
他にも、ばあば友さんたちが声を掛けたたくさんの親子が集まって、
公園内でお菓子を配るハロウィンイベントをしたり、
毎年、年末に餅つきをしているお宅にお呼ばれして、家族ぐるみのお付き合いも。
ばあば友さんたちに出会わなければできなかった経験や、
他の親子との出会いや繋がりは、数え切れないくらいたくさんあります。
保育園もそうでしたが、自然に触れて、たくさんの人と触れ合って、
心が豊かになるような経験がたくさんできた場所でした。
卒園後は・・・
寄り道公園は、第二の保育園のような場所でしたが、
保育園を卒園すると、当然のことながら送迎もないし、
家と公園の間に小学校があるので、遊びに行くことは減りました。
◆時系列としては、こちら↓の記事に繋がります◆
ただ、学区内の公園だったので、ここで出会った同年代の親子&祖父母とは、
今度は小学校の行事などで会うことになります。
しばらくは、お祭りなどの行事にも、相変わらず呼んでもらって参加していたし、
年末の餅つきもご恩返しのつもりで、毎年のようにお邪魔して、
餅をついたり、丸めたり、食べたり、食べたり、食べたり・・・、 していましたw
子供が大きくなるにつれ、1人で遊びに行くようになったので、
親世代は、たまにスーパーで偶然会って、近況を報告しあったりする程度に移行。
私が仕事をやめて体調不良になってからは、ネットスーパーを利用しているし、
なかなか外に出ていけないので、ここ数年は偶然に出会うこともない状態です。
それでも、あの年代の子供たちを一緒に育てたという感覚はあって、
誰か1人だけだったら、成り立たない関係性や環境だったし、
親世代は「仲間」、ばあば世代は「心のお母さん」だと今でも思っています(^^)
しばらくして公園を通りかかったら、改修工事をしていて、
次に通りかかった時には、すっかり見通しのいい綺麗な公園になっていました。
「これじゃあ、かくれんぼできないなぁ・・・」
少し寂しい気持ちにはなりましたが、
ふと思いついた寄り道から、かけがえのない出会いができて、
子供と一緒にたくさんの思い出を作れて良かったなぁと、あらためて思いました。
いろんな偶然が重なって、辿り着いた場所ですが、
こんな環境で子育てできたのは幸せなことだなと感謝しています♪